K・S 商品管理部 2018年入社

Q1.入社の決め手や背景を教えてください。

もともと舞台が好きで、小学校の学芸会では大道具や小道具を担当し、ものづくりの楽しさを感じた記憶が強く残っていました。転職活動をしていた際に、次は自分の好きなものに少しでも関われる仕事がしたいと考えていたところ、当社の求人を見つけました。舞台の世界の裏方というと未知な部分も多かったのですが、「好き」という気持ちが背中を押してくれました。仕事内容はよくわからないままではありましたが、「まずは門を叩いてみよう」と思い、応募しました。

Q2.入社前と入社後で感じたギャップはありましたか?

当初は「舞台幕の専門会社」というイメージを持って入社したのですが、実際には舞台の幕だけでなく、コンサートなどのイベントで使われる床材やステージ資材なども取り扱っており、「幕屋」という枠を超えた幅広い事業を行っていることに驚きました。私自身は内勤のため現場に出る機会は少ないですが、ゲネプロなどで完成したステージを見る機会をいただくと、間接的にでも舞台の一部に関われている実感が湧き、やりがいを感じます。

Q3.現在の担当業務について教えてください。

主な業務は資材の在庫管理やピッキング作業、発注・発送対応などです。お客様からの注文に基づいて必要な資材を選定し、社内在庫があれば自分で出荷手配を行い、外部から取り寄せが必要な場合は協力会社に依頼します。
現在、在庫管理専用の管理ソフトへの移行準備を進めており、データ形式の統一や文言整理なども担当しています。人によって表現が異なるため、情報を一元化するのは大変ですが、社内全体の効率化に貢献できるように取り組んでいます。

Q4.印象に残っている仕事や、やりがいを感じたエピソードはありますか?

仕事をしている中で、有名な舞台や人気アーティストの公演に関わることがあり、自分がその舞台の一端を支えている実感を得られます。好きなアーティストの名前を案件で見かけたときは、やはり嬉しいものです。また、世の中の流行や動向にも触れることができ、「今この人が注目されているんだ」と知るきっかけにもなります。
プライベートで自分が行ったイベントやフェスの舞台に、当社の資材が使われていたと知ったときは感慨深かったです。たとえば、私自身が出場したARスポーツの大会で、当社の床材が使われていたこともあり、仕事と趣味が思いがけず交差した瞬間に面白さを感じました。

Q5.仕事を進める上で大切にしていることは何ですか?

一番大切にしているのは、丁寧なコミュニケーションです。たとえば、「黒いガムテープ」といっても複数種類が存在するため、思い込みで動くのではなく、具体的な商品名や品番を確認するようにしています。特に新人の頃は混乱することもありましたが、疑問点はすぐに先輩や営業の方に相談し、正確な対応を心がけています。
また、社内で使う用語や表現も統一するように努めており、社内の誰が見てもわかりやすい資料づくりを心がけています。Line Worksなどを活用し、気軽にコミュニケーションが取れる環境が整っているので、風通しの良い職場だと思います。

Q6.今後の目標についてお聞かせください。

まずは、現在進めている在庫管理ソフトの本格稼働を成功させ、業務効率を高めることが目標です。取り扱い商品が600点以上あるため、システムによる一元管理が必要不可欠です。
また、商品管理部は現在私を含めて2名体制で、先輩は定年後も嘱託としてご勤務いただいています。数年後には世代交代のタイミングが訪れる可能性もありますので、後輩が入ってきた際にもスムーズに引き継ぎができるよう、業務環境の整備を進めていきたいと思っています。

Q7.求職者へのメッセージをお願いします。

当社は一見「幕屋」に見えますが、舞台やコンサートの施工にも深く関わっており、裏方として多くの人を支える仕事をしています。商品管理部は、営業のように外に出たり、加工部のように直接ものを作ったりする部署ではありませんが、その分、地に足をつけてしっかりと支える縁の下の力持ち的なポジションです。
派手さはなくとも、舞台やイベントの成功を陰で支える大切な役割に魅力を感じられる方には、きっと向いている仕事だと思います。ものづくりや舞台の裏側に興味のある方には、ぜひ一度門を叩いていただければと思います。